ブロック挿入時のオプション設定・・・AutoCADの時とちょっと使い方が違う?

2022/03/31

AutoCADユーザーの方へ Civil 3D

先日のセミナーのQAをブログでも紹介してみます。

Civil 3Dで、下記のようなブロック挿入を行う場合があります。
AutoCADでは、挿入位置で(X,Y,Z)を指定したり、端点を指示して配置するので、何も指定していないのにどうして正しい位置に配置できるの?・・・って思いますね。
位置情報を持っている場合は、こんなふうに「挿入位置」などのオプションを設定しなくても正しい位置にブロックを配置することが出来るんです。


位置情報を持っているってどういうこと?・・・

下のモデルは、位置情報を持っているDWGファイルです。
「ツールスペース」の「設定」タブを開き、ファイル名の右クリックメニューから「図面設定を編集」をクリックすると、「座標系」が設定されているかどうかを確認することができます。このモデルでは、「JGD2011-10」という座標系が設定されています。

ビューを縮小してみると、「JGD2011-10」の原点が赤い矢印で表示されます。「JGD2011-10」という座標系を設定した場合は、この赤い矢印の原点を基準に位置が決まります。

ブロック挿入時に何もオプションを設定しなくても良かった理由は、「座標系」がきちんと設定されていたからです。BIM/CIMモデルでは、「座標系」を設定しているので、その情報をもっていれば、ブロック挿入時にオプション設定をしなくても正確な位置にブロックを挿入することが出来るのです。
「座標系」を設定したDWGファイルから、ブロックを書き出せば位置情報を持ったブロックを作成する事が出来ますので試してみてくださいね。

#AutoCAD、#Civil 3D、#座標