「共有座標 その1」では、モデル作成後に座標を共有する手順を説明してきましたが、座標を共有するタイミングによって、「測量点」や「プロジェクト基準点」、「内部原点」の位置関係がどのように変わるのかをみていきましょう。
モデル作成後に座標を共有した場合
「共有座標 その1」の作成手順は、CADリンク時に「自動-中心合わせ」でモデルをビュー中央に配置して、モデルを作成。最後に、リンクしたDWGファイルから、座標を共有します。
このタイミングで座標を共有すると、「測量点」や「プロジェクト基準点」、「内部原点」は、1点で重なります。下記は、「外構ビュ‐」を表示しており、「内部原点」を表示させています。
CADリンク時に座標を共有した場合
公開されているテキスト(「9.AECコレクション製品での座標系の設定・共有方法 / 3.1 Civil3Dをメインデータとする場合」)で示されている手順です。CADリンク時に座標を共有し、内部原点の移動してからモデリングしています。
「内部原点の移動」とは・・・
Revitには、内部原点から半径 16 km (10 マイル)以内の位置にモデルを作成するという約束事があります。モデルを移動する事で、内部原点から半径 16 km (10 マイル)以内の位置にモデルを作成するために「内部原点の移動」をおこなっています。