座標共有したCivil 3D、RevitモデルをInfraWorksで統合

2021/09/03

InfraWorks

 「共有座標 その1」、「共有座標 その2」の最後になりますが、InfraWorksで統合モデルを作成する場合の座標系の設定についてご紹介します。


ここまでのおさらい

サンプルは、道路設計を行ったもので、Civil 3Dで地形と道路を設計しています。道路の一部区間は橋梁になっているため、橋梁についてはRevitで作成しています。モデルは、いづれも「JGD2011-10」という座標を共有して作成しています。


統合モデル作成手順

InfraWorksで新規に地形を作成します。座標系は、「JGD2011-10」に設定します。

「管理」タブから「データソース」をクリックします。InfraWorksに様々なファイルを挿入するには、この「データソース」を使います。

ivil 3Dで作成された道路をInfraworksに挿入します。データソースの種類から「Autodesk Civil 3D DWG」を選択し、DWGファイルを選択します。

道路だけを挿入したいので、「・・・・-ROADS」だけに✓をいれ、「OK」ボタンを押します。コリドーのみを挿入します。

「データソース」パネルに、挿入した「ROAD」が表示されますので、右クリックメニューより[設定]を選択します。「データソース」パネルが表示されますので、そのまま[閉じて表示]を選択します。

InnfraWorksにCivil 3Dで設計した道路が表示されます.。

次に、橋梁を挿入します。データソースのファイル形式を「Autodesk Revit」に変更し、RVTファイルを選択します。

次に、橋梁を挿入します。データソースのファイル形式を「Autodesk Revit」に変更し、RVTファイルを選択します。

「データソース設定」が開きます。黄色で囲まれている座標系「XY-IFT」はそのままにします。その下の座標系に、座標共有時に使用した、「JGD2011-10」を設定します。
 [X,Y,Z]には、Revitのプロジェクト基準点の値を[X=E/W, Y=N/S, Z=Z]の順に入力します。その際に、Revitのプロジェクト基準点は、単位系が[㎜]のため、単位系を[m]に変更(1/1000)します。最後に「閉じて再表示」をクリックします。

次のようなメッセージが表示されますので、「送信」、「OK」を順に選択します。

これで統合モデルが完成です!



#InfraWorks、#Revit、#座標共有