Cvil 3D で作成した現況地形を基に、Revitで地形を作成する手順を、2回に分けてご紹介します。Revitで地形を作成する時の一連の手順ですので覚えてくださいね‼
- その1:Civil 3D でサーフェスから等高線を作成する手順
- その2:作成した等高線からRevitで地形を作成する手順
その1 Civil 3D でサーフェスから等高線を作成する手順
まず、Civil 3D でいつも通りに現況地形を作成します。
ここで使用している地形には、位置情報(座標系)が設定されていますので、この頁の最後のステップ、等高線を書き出す時に位置情報を付加してあげると、Revitに挿入した時に位置情報も一緒に取り込む事が出来ますよ!
次に、この現況地形の表示スタイルを変更します。現況地形を選択し、右クリックメニューより[サーフェスプロパティ]を選択します。
[サーフェスプロパティ]ダイアログが開きます。[情報]タブで、[サーフェススタイル]を[MLIT_等高線@サーフェス]に変更し、[OK]ボタンをクリックします。
こんなふうに、サーフェスに等高線が表示されます。Revitで地形を作成するのは、この等高線を使用します。
Revitに等高線のみを渡せるように、サーフェスから等高線だけを取り出します。現況地形を選択し、[TINサーフェス:現況地形]タブ-[サーフェスツール]-[サーフェスから抽出]をクリックし、[オブジェクトを抽出]を選択します。
ダイアログが開くので、[主曲線]、[計曲線]に✓を入れ、[OK]ボタンを押します。
こんなふうに、ポリラインとして等高線のみが抽出されます。
抽出した等高線をブロックとして書き出します。作図領域下にあるコマンドラインに、[WBLOCK](半角)と入力し、[Enter]キーを押します。
ブロック書き出しダイアログが開きます。[オブジェクトを選択]で、全ての等高線を選択し、保存先とファイル名を指定して、[OK]ボタンを押します。
この現況地形には、測量座標を設定しているので、最後は、[はい]を選択します。「はい」を選択する事によって、正確な位置情報をRevitに渡すことが出来るようになります。
ブロック書き出しをしたDWGファイルを開いてみると、等高線だけが抽出されていることがわかりますね。図面設定を確認すると、きちんと位置情報も書き出されています。
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