- Civil 3Dって、どんなソフト
AutoCADをベースに作成されたソフトで、AutoCADの最上位ソフトです。AutoCAD LT、AutoCADの2次元+3次元機能に加え、土木設計機能が追加されています。
土木設計機能
クロソイド線形や、地形(サーフェス)を作成したり、縦横断図を作成し、土量算出、交差点や横断勾配擦り付けなど、土木設計に必要な機能がCivil 3Dは追加されています。
単位系の違い
AutoCADとCivil 3Dは、単位系が異なります。
AutoCADの単位が[ミリメートル]だったのに対し、Civil 3Dの単位は[メートル]です。
尺度変更[SCALE]コマンドを利用して、単位系を[メートル]に変更すれば、AutoCADで作成した部品などのデータも、Civil 3Dで利用する事が出来ます。
- ファイル拡張子は、DWGで共通
AutoCADとCivil 3Dのファイル拡張子は[DWG]で共通です。Civil 3Dで作成したファイルは、AutoCADでも開くことはできますが、編集する事はできません。
尺度変更[SCALE]コマンドを利用して、単位系を[メートル]に変更すれば、AutoCADで作成した部品などのデータも、Civil 3Dで利用する事が出来ます。
- AutoCADで編集出来るようにするには、[DWG図面を書き出し]を行います。[DWG図面を書き出し]を行うと、Civil 3Dにしかない属性(線形やサーフェスなど)の要素は、AutoCADの属性に変更されます。AutoCADで編集出来るようになりますが、再度、Civil 3D属性に戻すことは出来ないので注意してください。
モデルを見る、チェックしたいという場合には、AutodeskDocsを利用する方法もあります。AutodeskDocsは、クラウドのドキュメント管理ソフトなので、遠隔地からモデルを確認したりすることが出来るだけでなく、モデルに朱書きを記載して修正依頼をダイレクトに送る事なども出来ます。